子供にテニスってどうやって教えれば良いんだろう?
となってしまう方は多いと思います
今回は現在テニスコーチであるノリテニが幼稚園小学生のテニスの始め方ということで、テニスをどう練習させてあげよう?と悩んでいる方へ書きました
興味があるところだけでも読んでみてください!
子供に何を使って練習させてあげればよいのか?
子供にまず何を使わせるのか?
ここがまず問題になると思います
子供は大人と違い、身長体重筋力が足りていないので大人用のものを使ってはいけません!
子供には子供に合わせたものを使いましょう!
テニスに必要なものはラケットとボールです
まずこの2点の種類ついて解説します
イエローボールではなくレッド・オレンジ・グリーンボールを使う
幼稚園の子や小学生の子がいきなり一般の人と同じように硬い黄色いボールをを使ってしまうとボールを上手くコントロールができません
「テニスが難しい。」と感じてしまいます
そこで最近では、ITF(国際テニス連盟)から10歳以下の子どもたちに「TENNIS RLAY&STAY」というプログラムが導入されました
(出典:公益財団法人日本テニス協会「TENNIS PLAY&STAY」)
PLAY&STAYには成長段階によってレッド→オレンジ→グリーンという3つのステージがあります
レッド
8歳以下の子が対象で実際のコートの4分の1のコートとレッドボールを使います
通常ボール(イエローボール)の25%の飛び方
オレンジ
8〜10歳以下の子が対象でコートの4分の3のコートとオレンジボールを使います
通常ボール(イエローボール)の50%の飛び方
グリーン
9〜10歳以下の子が対象でコートは全体を使ってグリーンボールを使います(イエローボールと同じコート)
通常ボール(イエローボール)の75%の飛び方
イエロー
11歳以上の子が対象でコートは全体を使う(グリーンと同じコート)
通常ボールになるので飛び方は100%
*「あくまで推奨でありどんな年齢の子でもどのボールからでも始めても良いと思います」
私も実際に使ってレッスンをしているのですが、このボールを使うことによりテニスの難易度が低くなったように感じます
子どもたちもラリー(打ち合い)を続けることができるのでとても楽しそうにテニスをプレーできていると思います
大きさ26インチ以下のラケットを使う
ラケットも大人と同じものを使ってはいけません
子供がラケットを振れることが大事です
大人のラケットを使ってしまうと、重すぎて子供がラケットに振られてしまいます
よく私もジュニアのレッスンをさせてもらっている時にその子にあっていない子供を見ることがあります
ラケットでボールを打つ時に、体全体がラケットに持っていかれています
その子に合ったラケットを選んであげましょう
そうすることがテニスの上達にも役立つはずです
例えば、自分の足にあっていない大きいサイズの靴を履いてしまうと早く走ることができませんよね?
一番ベストなパフォーマンス(実力)を出すには自分に合った物を使うことが一番いいです
なので子供にスポーツ用具でテニス制限や足枷(あしかせ)にならないように気をつけてあげましょう!
大人のラケットが長さは基本27インチです
小学生中学年までは26インチ以下のラケットを選んであげましょう
ジュニアラケットの選び方としてはこちらの図が分かりやすいです
(出典:楽天「ジュニアラケットの選び方」)
子供がテニスをする1歩目の方法
いきなりラリー(打ち合い)をしよう!となってもできる子はあまりいません
なので徐々に段階を踏んでテニスをさせてあげた方のが良いと思います
そのための練習を書いていきます
ボールに慣れさせる
まずボールに慣れさせてあげることはラケットを使う前に大事なテニスの工程だと考えています
初めてをテニスをする子は
ボールがバウンド(跳ねる)するところへ動いてしまう
という子が多く見受けられます
これは子供に限ってではなく大人でも言えることになります
テニスではボールの予測がとても重要な要素になります
(ボールのバウンドの高さやバウンドの方向など)
普段から外で遊んで球技をしていた子や球技系のスポーツクラブなどに通っていた子と、やっていなかった子ではかなり大きな差が生まれているように感じます。
なので最初にボールに慣れさせてあげる練習がまずは大事だと思います
ラケットに慣れさせる
ボールにある程度慣れた後はラッケットに慣れる段階に移りましょう
ずっとボールだけ使っているとすぐ飽きてしまう子も多いからです
練習方法を様々なものにして飽きさせないことも大事なのですが、ある程度慣れてしまえばラケットを使ってあげましょう!
まずはラケットボールでつきなどでいいと思います
ボールをラケットで打つ・触る感覚を養いたいので、自由にまずはラケットを使うことに慣れさせてあげましょう
自由にさせてあげることで子供は学習能力高いのでで段々と学習していき上手くなっていきます
ボールをつかせることができたら、実際にボールを打たせてみましょう!
ラケットでボールを打たせてみる
ある程度ラケットとボールに慣れることができればラケットでボールを打たせてみましょう!
振り方をまだ細かく教えないでください!
どこに飛ばすのかを伝えてあげてください
あまり、こう振らないとだめ!と伝えてしまうとやる気が無くなってしまいます
これは私がジュニアのレッスンをして身にしみて実感しました
なのでまずは自由に振らしてあげてください
最初はラケットに当たる子と当たらない子がいると思います
最初はラケットに当たらなくても構いません!
当たる子がすごいというだけの話です
当たらなくても普通なので、どんどん空振りをしていたとしてもラケットを振らせてあげてください!
子供には学習能力があるので一度当てることができればどんどん当たる確率も増えていきます
もし当たらなくても責めないであげてください
頑張れ!惜しい!などの声掛けはとても子供にとって頑張る動機になるのででどんどん言って上げてください
【結論】難易度を低くして成功体験を与える
最初からテニスをしてみよう!
と思ってもなかなか思い通りにならないのが幼稚園小学生のテニスというものです
最近のテニス界では子供に合わせたボールやラケットが出てきているのでテニスの最初の障壁も低くなっていると思います
ぜひこの機会に子供にテニス用品を与えてあげることでテニスのレベルアップに繋げてもらえたら良いなと思います
子供の難易度を下げて成功体験を与えてあげましょう!